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間もなく開幕!東京モーターショーのことしの見どころは?

市販済みの電気自動車(EV)をモチーフにしたものや、新開発のEV専用プラットフォームを採用した日本初披露のコンセプトカーなど注目車をピックアップ

国内最大の自動車業界イベント「東京モーターショー2017」が間もなく開幕する(10月27日<金>~11月5日<日>、東京・有明の東京ビッグサイトにて)。今回、参加する乗用車メーカー/ブランドは国内9社、海外15社。その他にもオートバイメーカーやタイヤメーカー、パーツメーカーなどが参加するが、中でも国内メーカーの見どころをチェックしていく。

■TOYOTA

現在トヨタが発表しているのは、3代目新型「センチュリー」と同社のフラッグシップといえるクラウンのコンセプトモデル「クラウン コンセプト」。

注目は、クラウン コンセプトに導入されている、コネクティッド技術の進化だ。現在、自動車メーカーは車載通信機を通して取得できるビッグデータを活用し、ユーザーに新たな価値を提供していくことを目指しているが、もちろんそれはトヨタも同じ。

今回発表されるクラウン コンセプトが市販される時(2018年夏ごろ)には、車載通信機を標準装備する予定だ。

クラウンのコンセプトモデル「クラウン コンセプト」

■NISSAN

すでに新型「LEAF」を発表し、電気自動車の分野では先端を走っている日産。

現在は、その「LEAF」をモチーフにしたコンセプトカー「LEAF NISMO Concept」を出展することが発表されている。

その他、市販モデル以外の出展車は公開されていないが、最近は「LEAF」をモチーフに「技術の日産」を前面に打ち出している日産。「ニッサン インテリジェント モビリティ」というコンセプトを打ち出しており、電気自動車技術、自動運転技術に関する発表があるかもしれない。

コンセプトカー「LEAF NISMO Concept」

■HONDA

ホンダはワールドプレミア、ジャパンプレミアとラインアップをそろえている。

世界初公開となるのは、「Honda Sports EV Concept」。コンパクトなボディーに電気自動車技術と人工知能(AI)を組み合わせ、新たな運転感覚を体験できるモデルを目指して開発されている。加えて、スタイリッシュなデザインとすることで、所有する喜びが感じられるスポーツカーを目指したという。

すでにヨーロッパで発表され、日本初お目見えとなるのが「Honda Urban EV Concept」だ。新開発の電気自動車専用プラットフォームを採用し、将来の量産モデルを目指している。初代シビックを思わす、キビキビとした走りを連想させるデザインが印象的なモデルだ。

ホンダはその他にも新型「CR-V」や「クラリティPHEV」、「レジェンド」「オデッセイ」といった市販予定モデルもラインアップしている。

世界初公開となる「Honda Sports EV Concept」

「Honda Urban EV Concept」は日本初お目見え

■SUBARU

スポーツセダンタイプのコンセプトモデルを世界初公開するスバル。

「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」は、スバル自慢のアイサイトを核とした高度な運転支援技術を搭載し、安全に楽しいドライビングを提供しようというもの。

その他には、スポーティーなハッチバックモデルとして人気の「インプレッサ」をベースにした「IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」やSUVの可能性を広げる「SUBARU XV FUN ADVENTURE CONCEPT」など、新たなファン・トゥ・ドライブを提案するモデルをそろえる。

「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」

「IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」

■SUZUKI

「ハスラー」や「ラパン」など、軽自動車が好調なスズキは、コンパクトなSUVのコンセプトモデル「e-SURVIVOR」を発表する。

これまでも「ジムニー」「エスクード」といったコンパクトサイズのSUVをリリースしてきたスズキが、そのノウハウを詰め込んで提案するモデル。

ラダーフレームと軽量・コンパクトなボディーで高い走破性はそのまま、電動化がもたらす新たな4WDの可能性を提案するという。

SUVのコンセプトモデル「e-SURVIVOR」

■DAIHATSU

コンパクトカーに定評のあるダイハツは、5台のコンセプトカーを提案する。

まずは“ダイハツならではのコンパクト新提案”として、ハイブリッドのクーペ「DN COMPAGNO(ディーエヌ コンパーノ)」とSUV「DN TREC(ディーエヌ トレック)」、低燃費ガソリンエンジンのミニバン「DN MULTISIX(ディーエヌ マルチシックス)」の3台。

このうち「DN COMPAGNO」は、1960年代に登場した「コンパーノ」を現代によみがえらせたモデルとして注目を集めている。あとの2台は軽自動車のコンセプトカー。

残す2台のうち「DN U-SPACE(ディーエヌ ユースペース)」は子育て世代のママの使い勝手を考えたモデル。一方の「DN PRO CARGO(ディーエヌ プロ カーゴ)」は、電気自動車のマルチユースバン。EVならではの低床・低重心フラットフロアで、ビジネスユースの使いやすさを追求している。

左から「DN U-SPACE」「DN PRO CARGO」「DN COMPAGNO」「DN TREC」「DN MULTISIX」

■MITSUBISHI

三菱は電気自動車技術と四輪制御技術を詰め込んだ、SUVタイプ電気自動車のコンセプトカーを展示。

「e-EVOLUTION CONCEPT」と名付けられたモデルは、人工知能技術を盛り込むことで、さまざまな気象条件、路面状況とドライバーの意思を同調させ、安全で快適なドライビングを提供することを目指している。

特徴はトリプルモーター方式の4WDシステム。フロントに1基のモーター、リアに新開発のデュアルモーターAYCを搭載。EVの高効率・高応答・高精度と呼応して、さまざまなシーンと速度領域で最適な挙動を示すように工夫されている。

また、人工知能(AI)には独自のコーチング機能を搭載。ドライバーの運転技量を把握し、より向上させるようにメニューを考え、提案するものだという。運転するほどに、自分の運転技術が磨かれていくクルマだ。

他に新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」などの最新モデルも展示される。

■MAZDA

国産メーカーで10/6時点、唯一、メーカーからの公式発表が出ていないマツダ。

期待されるのは、ロータリーエンジン搭載のコンセプトカーの登場だ。2年前の東京モーターショー2015で、コンセプトカー「RX-VISION」を登場させ、来場者を驚かせたマツダだが、今回、この後継モデルが登場することが確実視されている。

開幕までに更なる公式発表が!?

今回の「東京モーターショー2017」のテーマは「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」というもの。

開催を重ねるごとにクルマの価値や楽しさが拡張していく中、業界の垣根を越えて世界最先端のナレッジが集まり、新たなイノベーションを起こすイベントになりたいという思いを込めたという。

海外メーカーの参加が減っているのは寂しい限りだが、その分、国産メーカーの“これからと未来”をじっくりと楽しむことができるイベントになりそうだ。

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