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AI×顔認証!未来型玄関ドアはここまで進化する

スマート化&センシング技術の向上で、機能は大幅拡充

センサーで顔を自動認証するから帰宅時などに鍵を捜す手間がかからない。また、AIがさまざまな情報を提供し、「ドア」で家のエネルギーコントロールを行う。そんな進化系玄関ドアが開発されている。2020年の販売を目指して発表された、最新ドアの詳細をご紹介する。

出掛ける際の外の情報収集は玄関ドアにお任せ

2016年4月から建材の未来の可能性を追求する「未来窓プロジェクト」をスタートさせたYKK AP株式会社。

今回、商品化へ向けた次なるフェーズとして対象を“窓”から“ドア”へと移行。株式会社Will Smartと共同でAI(人工知能)や顔認証システムを搭載した未来ドア「UPDATE GATE」を開発し、4月25日に発表した。


「UPDATE GATE」のコンセプトムービー

「UPDATE GATE」の機能一覧

今回、発表された「UPDATE GATE」のプロトタイプ(幅1834×高さ2456mm<ドア幅910×ドア高さ2301mm>)は、両側に4K対応の大型液晶モニターと顔認証センサーを搭載した電子ドア。

ドア本体は、IPS液晶を強化ガラスで挟んだ構造になっている。そして、液晶や基盤の故障、劣化などに対するメンテナンス性も配慮している。また、ドア本体には軽量の断熱材“エアロゲル”入りのガラスを配置。玄関に明かりを取り込み、温かさを確保する工夫を施すなど、省エネルギーへの貢献も事欠かない。販売が実現した際の価格はスペックを精査した上で130~200万円程度になる予定だ。

室内側の55型のモニターにはさまざまな情報(左から交通状況、天気、花粉、イベント・スケジュール)が表示される

肝となるのは、株式会社NTTドコモが開発した“AIエージェントAPI”。顔認証で家族一人一人を個別に認識し、AIプログラムがそれぞれの生活パターンを記録。その結果を基に、交通情報や天気予報、一日のスケジュールやゴミの日情報など、家人に合わせた必要な情報をまるで執事のようにモニターや音声でリマインドしてくれるのだ。

顔認証によってドアが自動開閉する

また、ドアノブや鍵穴は存在せず、センサー感知と顔認証によって人を認識して自動開閉する顔認証・センシング機能を採用。ドアの前で鍵を捜したり物理的に施錠や解錠をする必要がなく、荷物で両手がふさがっている状態でもスムーズに家と外とを出入りできる。

加えて、登録は家人以外も可能で、例えば介護ヘルパーや宅配業者など来訪頻度の高い人物の顔を事前に登録しておけば、ドアがゲストとして自動認識し解錠することも可能。反対に、登録されていない人物が来た場合は顔を撮影し、その映像がスマホに届くといった防犯上の対応も組み込まれている。

タッチ操作で家電操作を玄関で行える

他にも、スマートフォンとの連携により、外出中でもスマホ画面を通して来訪者を確認したり、遠隔操作でドアの開閉を行うことができる。さらに、家の中のさまざまな家電とこの「UPDATE GATE」を接続すれば、玄関で照明やエアコンを確認・コントロールできるので、万が一消し忘れた場合でも、再度、室内に戻ることなくパネルにタッチすることでON/OFFの切り替えが可能に。急いでいるときなどは特に便利な機能といえるだろう。

室外側をカスタマイズすれば、個性的なドアの表現も可能に

また、ドア室外側に2枚使用されている49型モニターのパネルデザインはカスタマイズ可能。家の顔である玄関ドアに、動画や季節に応じたデータを表示させることでオリジナルなエントランス演出を楽しむことができる。

近未来映画に出てくるようなこのドア、既に「YKK APショールーム新宿」の特設ギャラリーにて一般展示中。来場体験者の意見をヒアリングし、2020年の発売・商品化に反映していく計画だという。

ドアが執事の役割を果たす「UPDATE GATE」。これまで当たり前にあったアイテムでもAIやIoT技術を取り入れることで、アッと驚く進化を遂げて登場するかもしれない。

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