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今秋開催の東京モーターショーに向けて新車情報公開ラッシュ

ホンダ、日産、マツダの気になる新車をクローズアップ

隔年開催の東京モーターショー。開催年の今年は、例年通り東京・有明の東京ビッグサイトにて、10月27日(金)~11月5日(日)にかけて行われる。すでにアメリカのビッグ3(GM、フォード、クライスラー)やイタリア・フィアットが参加を見送っているが、その分、国産メーカーがどのようなクルマを出してくるかが注目だ。夏以降にリリース予定の新車情報をピックアップして紹介する。

小さなエンジンで上質な走りを目指すホンダ

ホンダの上位グレード車種「アコード」がフルモデルチェンジされ、今月中旬にアメリカホンダから初公開される。

「アコード」は1976(昭和51)年に初代がリリース。日本国内での人気はもちろん、アメリカでの累計販売台数が1300万台を超えるヒットモデルだ。1982(昭和57)年にはアメリカ現地での生産体制も強化。アメリカ生産のものが日本に逆輸入され、90年代前半にリリースされたワゴンは「USワゴン」という愛称で大ヒットした。

そんなアコードの10代目となる最新モデルを、アメリカホンダが7月14日(金)に初公開すると発表。注目はダウンサイジングされたパワーユニットだ。今回用意されるのは、直噴ガソリン直列4気筒ターボエンジンで、排気量1.5Lと2.0Lの2種類。1.5Lモデルには6速MTかCVT、2.0Lには6速MTか10速ATが組み合わされる。

現行「アコード」のエンジンは2.4L、3.0L、3.5Lの3種類なので、ぐっと小ぶりのエンジンになる。とはいえ、出力や燃費など詳細は発表されていないため、その実力は未知数。しかし、意図として低燃費を実現しているのは確実ではないだろうか。

各メーカーがエンジンのダウンサイジングを採用し始めて久しい。ホンダもすでに「ステップワゴン」にダウンサイジングターボを採用。必要十分なパワーと低燃費の両立を果たしている。今回も、同様の期待ができるはずだ。

アメリカホンダが発表した、新型「アコード」のイメージイラスト

電気の次はAI?新型「リーフ」は“プロパイロット”搭載

日産は、電気自動車「リーフ」をフルモデルチェンジし、今秋発表予定だ。

注目は、電気自動車としてのパフォーマンスアップ。パワーはもちろんだが、むしろ気になるのが航続距離。現行モデルは30kWh駆動用バッテリーを採用することで、カタログ上280kmをうたっている。

ちなみに、現在発売されている電気自動車で最も航続距離が長いのは「テスラ」のModel S(詳細は以前の記事参照)で、1回の充電あたりの走行距離は865km。これに同じくModel Xが565kmで続き、リーフは3番手だ。

この航続距離がフルモデルチェンジ後にどれほど伸びるかは、エンドユーザーはもちろん、業界的にも注目されるところ。

また、新しい「リーフ」には、昨年8月に発売されたミニバン「セレナ」に初搭載され、今年6月発表のSUV「エクストレイル」にも採用された“プロパイロット”が用意される。アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御し、高速道路における車線内の走行支援をするシステムだ。

公開されたティザー映像では、ステアリングホイールに備わる作動ボタンをONにすると、クルマが交通状況に合わせて車線内を走行するようになる、と説明されている。

日産の“プロパイロット”は、完全な自動運転システムではないが、進化の過程に必要なシステム。電気と人工知能の組み合わせが、どんなエネルギーの効率化をもたらすか。注目の一台であることに変わりはない。

日産が発表した新型「リーフ」のティザーショット。フロントグリルのデザインか?

マツダは満を持して「RX-9」を発表か?

マツダは1967(昭和42)年に、世界初の2ローターロータリーエンジン搭載車として「コスモスポーツ」を発売。以来、「ファミリア」「サバンナ」「カペラ」「ルーチェ」「RX-7」「RX-8」とロータリーエンジン搭載車を発表し続けてきた。

しかし、燃費効率の悪さを払拭(ふっしょく)できないこともあって、2012年6月に最後の搭載車「RX-8」の生産を終了。それ以降、世界のモータリゼーションから消えていたロータリーエンジンが、いよいよ帰ってくるかもしれない。

マツダは前回2015年の東京モーターショーにて、コンセプトモデル「RX-VISION」を発表。スペックの詳細などは発表されなかったが、「RX」という名称や低く抑えられたフロントデザインが、ロータリーエンジンの採用を予見させた。

前回の東京モーターショーで発表された「RX-VISION」

それから2年。今秋に開催される東京モーターショーで、いよいよロータリーエンジン搭載の新型車が発表される可能性が高まっている。

その裏付けとなっているのは、昨年3月にマツダが申請した、新たなロータリーエンジンに関する特許出願だ。その内容は燃焼室形状を変更することで、燃費を向上させようというものであったという。

さらに今年は、ロータリーエンジンを初めて搭載した「コスモスポーツ」の誕生から50周年の節目の年。それが東京モーターショーでのニューモデル発表の機運を後押ししている。

ダウンサイジングしたエンジンが注目の「アコード」。“プロパイロット”搭載も気になる「リーフ」。そして5年ぶりの復活が期待されるマツダのロータリーエンジン。

これから東京モーターショーに向け、他にもさまざまなニュースが各メーカーから届けられるだろう。今年のテーマである「世界を、ここから動かそう。」が示すように、新たなモータリゼーションとの出合いが、今から楽しみだ。

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