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開催迫る「スマートエネルギー Week 2017」の見どころ徹底解説!

世界最大級! 新エネルギーに関する最新技術が集結

太陽光発電、風力発電、バイオマス発電など、あらゆる分野の最新技術を持つトップ企業が一堂に会する新エネルギーの総合展が、3月1日(水)~3日(金)に東京ビッグサイトで開催される。未来のヒントに必ず出合えるこの祭典、来場前にことしのポイントをチェックしよう!

発電から配電まで、業界の“今”を俯瞰できる

新エネルギー業界の国際商談展である「スマートエネルギーWeek」が開催されるのは、ことしで13回目。1570社が参加するという規模はもちろん、会場内でコンセプトが違う9つの展示会を同時開催していることも大きな特徴だ。

「省エネ、蓄エネの総合展としては世界最大級の規模です。太陽光発電のみ、風力発電のみ、といった縦割りの展示会は多々ありますが、『スマートエネルギーWeek』はエネルギーに関わるすべての技術を見られることが評価されています」

そう語るのは、同展示会の事務局次長を務める飯田真人さん。

出展社による最新技術・サービスの発表だけでなく、各業界の有識者による講演も行われ、その回数は3日間で248回だとか。

まさにエネルギー業界の“今”を多方面から俯瞰(ふかん)できる貴重な機会だ。

昨年度は3日間で6万人以上が来場。基本的には企業同士の商談の場であり、参加するためには事前にHPで登録が必要

政治家も視察する気になるエリアは?

「電力会社から自動車メーカー、プラントメーカーまで、来場者は幅広い企業のエネルギー施策を担う方々がメーンです。一方、政治家の方が多いのも特徴で、業界の動向を視察するために毎年約2000人もお越しいただいております」

日本最大級の展示場である東京ビッグサイトで行われるため、1日で攻略するのが難しいのは事実。事前にHPで気になる社名や製品を検索しておき、効率良く回るプランを検討しておきたいところ。

同時開催される9つの展示会は次の通り。「第13回 国際 水素・燃料電池展」、「第10回 国際 太陽電池展」、「第8回 太陽光発電システム施工展」、「第8回 国際 二次電池展」、「第7回 国際 スマートグリッドEXPO」、「第5回  国際 風力発電展」、「第3回 電力自由化EXPO」、「第2回 国際 バイオマス発電展」、「第1回 次世代 火力発電EXPO」。

なかでも、最も規模が大きいのが「第10回 国際 太陽電池展」のエリアだとか。

「参加社数や製品のバリエーションが最も多く、太陽光発電に関わる400社が世界16カ国から集結します。最盛期は大手メーカーがこぞって自社の発電効率をアピールし、いわゆるメガソーラー事業への参入を図っていました。しかし、太陽光バブルの終焉(しゅうえん)を迎えた今、業界の状況を映すように出展企業のPRポイントは変化してます。そういう意味でも、2017年の注目トピックの一つは『住宅用』ですね」

半透明のガラスのようなシースルータイプの太陽電池を展示するカネカや、曲面や垂直面への設置が可能な太陽電池を披露するFWAVEなど、新たな付加価値を加えた住宅用パネルの市場が活気を帯びているという。

出展社のブースでは最新商品やサービスが披露される。商談を希望する場合はHPから事前に予約しておくとスムーズだ

注目は”次世代”火力発電

一方、初開催という目新しさで話題となっているのが「第1回 次世代 火力発電EXPO」だ。

「火力原子力発電技術協会と共催で開催する本展には、三菱日立パワーシステムズ、川崎重工業、IHI、シーメンスなど、世界各国で火力発電事業を展開するリーディングカンパニーを筆頭に、初回から180社の関連企業が参加します。各社が低炭素社会の実現に向けた次世代の火力発電への取り組みをご覧いただけます」

かつては「環境に悪い」というイメージがあった火力発電だが、本展ではCO2排出を極力抑えた石炭ボイラや、水素で動かすガスタービン、AIやビッグデータを駆使した保守運用システムなど、クリーンで高効率な発電技術がそろう。世界でも例がないコンセプトの展示会のため、国内外から問い合わせが殺到中だとか。

他にも、風力発電普及のカギを握る「小形風力発電」や 「洋上風力発電」が出展される「第5回 国際 風力発電展」や、比較的導入しやすい小規模バイオマス発電を想定した製品が多数展示される「第2回 国際 バイオマス発電展」など、見どころを挙げたらキリがない。行けば必ず、興味深い発見が得られるのは間違いなさそうだ。

「スマートエネルギー Week 2017」は2017年3月1日(水)〜 3日(金)10~18時(最終日のみ17時まで)、東京ビッグサイトにて開催。商談を目的とした展示会のため、18歳未満は入場不可。公式サイト(http://www.wsew.jp/ja/Home/)にて事前登録をすれば、招待券のダウンロードができる。

「スマートエネルギー Week 2017」で同時開催される9つの展示会

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