第1回
2021/10/28
脱プラの一手に。紙×ポリ乳酸の自然由来素材「PAPLUS®」製タンブラーが発売へ
販売から回収、そして再利用のサイクルを確立して市場へ投入
脱プラスチックや脱炭素を目指す社会となり、改めて素材としての「紙」を再評価したい。プラスチック代替素材の原料として、電子デバイスの素材として、環境適合性の高い包装資材として、実はさまざまな顔を持つのが「紙」だ。そうした用途であれば、プラスチックごみの削減や枯渇が危惧される資源の使用量軽減に寄与できる。また、捨てたり燃やしたりせず再資源化していくことで、二酸化炭素の排出削減にもつながっていく。文字の記録媒体としての使用は減少傾向にあるが、それ以外に用いられる「紙」のポテンシャルはあなどれない。(デザイン:池田太郎)