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駅伝日本一の走りを完全自律走行のヒューマノイドロボットで再現へ

トップアスリートの走行データ活用! GMOインターネットグループが実証実験開始

GMO AI&ロボティクス商事株式会社(以下、GMO AIR)は、完全自律走行で人間の走行動作を再現するヒューマノイドロボットの実証実験プロジェクトを開始。2026年元日のニューイヤー駅伝で優勝したGMOインターネットグループ陸上部の選手の走行データを取り入れ、高度化を図る技術実証に取り組む世界初の挑戦について解説する。

加速する開発、ヒューマノイドロボットへの期待

ロボットの産業利用は従来、自動車産業などでの作業ロボット利用が中心だった。しかし、近年は人間の作業を代行するヒューマノイド領域が成長すると考えられている。

ロボットが「歩く」「走る」などの人間の基本動作を極めることは、あらゆる労働や作業の基盤となる重要な技術要素である。走行技術が確立されれば、物を運ぶ、階段を上る、障害物をよけるといった複雑な動作への応用が可能になり、実用化の幅が大きく広がるだろう。

こうした背景の下、GMOインターネットグループはAIとロボットの進化による産業構造の変化を「インターネット革命の後半戦」と捉え、2026年を「ヒューマノイド元年」と位置付けた。その上で、ヒューマノイドロボット開発拠点「GMOヒューマノイド・ラボ渋谷ショールーム」の設立をはじめ、さまざまな取り組みを進めている。

「GMOヒューマノイド・ラボ渋谷ショールーム」は2026年4月に1/2を先行オープンし、同年10月に全面開業を予定 ※画像はイメージ

画像提供:GMOインターネットグループ株式会社

そうした同グループの取り組みを統合した技術実証の一環と位置付けられるのが、今回の実証実験プロジェクト「GMOインターネットグループ陸上部─GMOロボッツ(以下、GMOロボッツ)」だ。

ロボット開発とスポーツ科学が相互に価値を還元

GMOロボッツは、同グループ陸上部との連携により推進する。ニューイヤー駅伝で優勝した選手の走行モーションデータを取得・解析。GMO AIRのモーション強化学習技術(人間の動作データをAIに学習させ、ロボットの動きを最適化)と、GMO Various Robotics社の自律走行技術(ロボットがセンサーで周囲の環境を認識、自ら経路を判断し移動)を融合させ、ヒューマノイドロボットが実環境下で自律的に動作するための基盤技術の確立を目指す。

AI技術を用いた強化学習によりトップアスリートのように走るヒューマノイドロボットを開発

画像提供:GMOインターネットグループ株式会社

AIの強化学習は、学習データの量、そして質が左右する。同グループは日本一に輝いた駅伝チームの選手の安定した走行フォームを質の高いデータとして取得できる。

加えて、ロボットの開発過程で得られた知見を選手にフィードバックし、フォームの改善やけがの防止に役立て、陸上部のパフォーマンス向上も狙う。ロボット開発とスポーツ科学が相互に価値を還元し合う、双方向型の開発モデルを構築する。

また、プロジェクトで開発された技術を産業分野へ展開することも想定する。物流倉庫での荷物運搬、製造現場での部品搬送、災害現場での救助活動支援などへの応用を見据え、労働力不足という社会全体の課題の解決への貢献を果たしていく。

ヒューマノイドロボットの社会実装を加速させる大きな一歩となるプロジェクトであるGMOロボッツ。将来的には、ヒューマノイドロボットによる陸上競技の世界大会での優勝を目指すという。

スポーツで、そして産業で、私たち人間の良きパートナーとしてのヒューマノイドロボットの活躍に期待が高まる。

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