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ウェアラブルデバイスの泣きどころを解消!長時間使用可能なスマートウォッチが登場

低消費電力エンジンとハイパフォーマンスエンジンを自動で切り替え、使用エネルギーを効率化

家電などあらゆるモノのIoT化も進み、生活の中の重要度がますます増しつつあるスマートウォッチ。しかし、さまざまな機能を有する反面、バッテリー駆動時間が課題に挙げられている。そんな中、中国の通信機器メーカー・ファーウェイの新製品が注目を集めている。新システムの採用でエネルギー効率を高めたニューアイテムの実力に迫る。

ヘビーユースでも2週間持続する革新のバッテリーシステム

ファーウェイ・ジャパンは11月28日、最新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」の日本発売を発表した。

ラインアップはスポーツモデル(ブラック/市場想定価格2万4880円<税抜>)とクラシックモデル(シルバー/2万5880円<税抜>)の2モデル。それぞれ、12月7日(金)と12月19日(水)より大手家電量販店などで販売が開始される。

厚さ約10.6mm、本体重量約46gの軽量設計ながら、加速度・ジャイロ・磁気(コンパス)・心拍・環境光・気圧の計6種のセンサーを搭載

歩数や移動距離の測定、消費カロリー計算、心拍数や睡眠状態を計測して生活習慣の改善に役立てたり、スマートフォンと連動させてさまざまなアプリから家電まで操作したりと、身に着けたまま私たちの暮らしをサポートしてくれるウェアラブルデバイス。

近年は、腕時計型や眼鏡型、指輪型など形態も広がりを見せている。

ディスプレイは、1.39インチの高精細なAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)を採用。タッチ対応ができ、スワイプやタップなどで操作可能

ただし、まだ課題も多く残されている。その一つがバッテリー駆動時間だ。

例えば、スマートウォッチの場合、一般的なモデルは連続使用時間が1日未満、1~2日程度のものが多い。

通常の電池式であれば2年程度は使用できる腕時計。ほぼ毎日充電が必要になると、メイン使用の時計にするのは若干ハードルが高くなってしまう。

そんなスマートウォッチかいわいに今回登場したのが「HUAWEI WATCH GT」だ。

日付や曜日、歩数などを表示する「エネルギー」をはじめ、「天気」や「心拍数」、「エクササイズ情報」など全部で11種類の文字盤が用意される

この製品は業界初のシステムを採用することで、驚異的なバッテリー駆動を実現している。それが、デュアルエンジン低消費電力システムだ。これは状況に応じて低消費電力エンジンとハイパフォーマンスエンジンの2つを切り替えるシステムのこと。

独自OSと搭載しているアルゴリズムがユーザーの動きを自動的に判断し、動的シーン(液晶点灯時やワークアウト時など)と判断すればハイパフォーマンスエンジンを、静的シーン(未装着時や睡眠時など)と判断すれば低消費電力エンジンを動作させる。

ユーザーが直接操作しなくても、電力の無駄遣いを大幅に減らし、効率的なエネルギーの利用を可能にしているのがポイントだ。

これにより日常使いでは、24時間着用するシチュエーションで、GPS測位や心拍モニターなどの機能をONにした状態で2週間、OFFの場合では最長30日間もの連続使用が可能という。

スピーディーな位置計測を実現する3種類の衛星測位システムや高精度かつリアルタイムに心拍数を監視する「TruSeenTM3.0」、睡眠時間や睡眠深度が計測できる「TruSleepTM2.0」など最新鋭のデータ計測技術が満載

また、スポーツ利用では衛星測位や心拍数をすべてONにして画面を常時点灯した状態でも約22時間持つ想定。

これなら、マラソン大会やトライアスロンでも途中で電池が切れる心配をしなくて済むはずだ。

睡眠状態の計測や心拍数の記録など、体調管理やスポーツ利用まで幅広いサポートに期待

バッテリー駆動時間という課題克服に一歩前進したことは、ウェアラブルデバイスの可能性もさらに広がったといえる。

今後、登山やキャンプなど充電する機会が限られるアウトドアシーンでも、ウェアラブルデバイスが常識になる時代が来るかもしれない。

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