第1回
2020/04/17
トンネル工事で何するの? 鹿島建設×四足歩行ロボット「Spot」が建設現場にもたらす革新
点検や運搬など、危険度の高い建設現場の仕事を代替するロボットへの期待
2019年8月、全国約77万カ所ある橋やトンネルなどの「道路インフラ」のうち、およそ8万カ所が5年以内に修繕必須の状況だと国土交通省から発表された。これは、2014年から5年がかりで行われた目視点検・評価をまとめた「道路メンテナンス年報」の結果であり、2019年に初めて全設備の評価が示されたのだ。われわれの生活に不可欠な道路や関連設備を支えるのは、新設・補修するための工事技術。次の時代に求められる「道路工事」とは何か、最新事情を探っていく。(デザイン:池田太郎)