第1回
2021/02/26
イチゴ栽培や熟成貯蔵にも! 大谷石地下採掘場跡の地下水活用から見る冷熱エネルギーの可能性
新ブランド「大谷夏いちご」開発につなげた栃木県宇都宮市の産学官連携プロジェクト
「エネルギー」といえば電気や熱さ、運動や回転といったプラスに働くものがイメージされる。しかし、エネルギーはある一定の仕事をする能力を指すものであり、マイナスに働く“冷たさ”もまた、その一つに数えられる。古くから食物を保存する際などに利用されてきた「冷熱エネルギー」は今、サーバー管理のための冷却や発電への転用にも可能性が見いだされている。地球規模で温暖化が進む中で、冷熱エネルギーの活用技術と価値について掘り下げていく。(デザイン:池田太郎)