第1回
2021/08/18
物流のドライバー不足解消を目指して! 国交省が取り組むモーダルシフトの意義と課題
脱炭素社会と人材不足を見据えた未来志向の流通
ことし6月15日、政府は関係省庁が連携して物流施策を推進する「総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)」を閣議決定した。自動運転の導入を見据えた道路整備、デジタルテクノロジーの活用による輸送の円滑化・作業の軽減などと共に重要な施策として盛り込まれているのが「モーダルシフトの推進」である。脱炭素社会の実現に向けて世界がかじを切りだした昨今、これまでの石油燃料主体のトラック輸送を、トラックと較べて石油燃料消費を抑え、かつ効率よくモノを運ぶ鉄道、海運へ効率的に転換させるモーダルシフトは、いかに進行しているのか?その現状を取材する。
(デザイン:池田太郎 photo:渡邊明音)