ゲノム産業革命

 ゲノム産業革命

ゲノムとは、「生物の設計図」とも言われる、生物それぞれが持つ「遺伝子のワンセット」のこと。近年、多くの生物のゲノムが明らかにされており、そのパーツとも言える遺伝子が特定され、それぞれの働きも明らかになってきた。2012年には、ゲノムを変えることのできる「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)」というゲノム編集技術が誕生。狙った遺伝子を変異させ、その生物の持つ能力や特徴をより生かした品種へと改良することが可能になったのだ。そして今、栄養価の高いトマトや収穫量が多いイネ、肉厚なマダイなど、その技術を使った食品の販売が認可されており、医療分野や資材分野などでも活用の広がりを見せてきている。今後、ゲノムは日本の産業をどう変えるのか。その可能性に迫る。